2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧
順番は関係なしね。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ②小島信夫『うるわしき日々』(講談社文芸文庫) ・追悼。 ・小島信夫の小説を今後読んでいく上でポイントとなるのは、主人公の「家」というイレモノに対する拘泥だろう。そこには、「家父長」という既成のコードに…
・今年はあまり新刊を読んでいないのですよ。再読を含めて今年読んだ本を選びます。一位以外は順不同。で、一位以下は明日発表します。 ①小林信彦『夢の砦』 ・二段組で、確か500ページくらいある大著。それでも一気に読みました。青春小説かくあるべし、…
どんどん行きます!数はそんな観ていないけどね! ①『ミュンヘン』(S・スピルバーグ) ・これ今年の公開だったよね?おそらく誰も褒めないと思うのだが、『シンドラーのリスト』ラインのスピルバーグ映画って結構好きなのですよ。 ・村上春樹は、デビッド…
①京極夏彦『邪魅の雫』 はい堂々の一位です。ボリュームがあればあるほど不満が募る最近の京極堂。ページの多さが肝であるだけに、この悪循環は致命的だと思います。ちなみにですが、今回こそは挽回してくれているはず、って期待してもやっぱり裏切られ、で…
・最近新書ばかり読んでいる。 ・幻冬舎やら朝日新聞やら新規参入がまだまだ続いていて、玉石混交の度合いが一層高まっている新書業界。このおかげで「石」のあまりの劣悪さに目を覆いたくなるようなケースが増えた一方、「玉」のレヴェルが異様に高まってい…
①大江慎也(7月30日@フジロック) 全部一緒に歌いました。復帰後のライブはDVDやらTVKのミュートマなんかで随分と観てきたけど、ナマで体験したというのを差し引いても、この日がベストだったはず。歌だって演奏だって相当に荒っぽかった。でもそ…
・スタジアムで実施されるスポーツの開会式で、北島三郎とか松田聖子とかあややとかエロカワの教祖なんかに国歌を独唱させる、という場面にしばしば遭遇する(適当に名前を挙げたから、固有名には事実誤認があるかもしれない。そのへんはスルーの方向で)。…
・オールナイトのイヴェントはもう年齢的に限界か。その場では思いきっり楽しめるのだが、どうにも翌日に疲れが抜けない(最近は酒もこのパターンなんだよね)。ぐったりとしているうちに今年のクリスマスは終わりそうだ、と思っていたところに伊藤里絵たん…
①木村カエラ『circle』 ・いや冗談抜きで。宇多田ヒカルの快進撃時にはちっとも反応することがなかった僕なのですが、カエラの歌の上手さには感激しっぱなしです。バックをセンシティブなミュージシャンで固める方法論の行き着いた先が、サディスティック・…
・誰か教えを請う。クラプトンの「レイラ」で、後ろで妙なステップ踏みながらギター弾いているのはおそらくジミー・ペイジで、キーボードはS・ウィンウッドで、リズム隊はストーンズのビル・ワイマンとチャーリー・ワッツ。メンツの若さからして、七十年代…
・若い女の子とカラオケ行ってビックリするのが(って、そんなこと滅多にないんですけどね)、彼女達のリズム感の良さだったりする。いやもうパラダイムが違うと言うか、今ワタシは日本人の進化の大きな転換点に立ち会っているのだという感慨に耽ってしまう…
・『硫黄島からの手紙』を観てきたよ。・まず、もう以前から気になって気になって仕方がない最近のCMのトレンドについてだが。 ・映画を観終わった客が、「素晴らしかったです」と泣きじゃくりながらコメント残すあのCMのことですよ。この映画もまあ、そのテ…
『AA』を観てきたよ。 ・一時開始で、途中に休憩をちょろちょろ挟みながら、終了は九時半。会場のアテネフランセのホールの寒いことったらなかった。コート着込みながら観ていましたよ。客は確か七人でした。 ・青山真治による間章のドキュメンタリーフィル…