ルースターズ

『ORIGIN DUO』

・大江慎也と花田裕之のアコースティック・デュオのライブ盤。 ・この編成に井上富雄が加わった「アコースティック・ア・ゴー・ゴー」というユニットを、今年のフジ・ロックで観た。ルースターズの再結成的な行動に極めて自重的なはずの井上の参加が観る前に…

布袋と花田

・花田裕之のEMI時代のソロ仕事を集めたベスト盤。初期の布袋とタッグ組んでいた頃の曲が、いやはや、なんとも。狙いが分からないと言うか、相性が悪いと言うか、花田無理し過ぎというか、「んー。微妙」感満載(苦笑)。いや、結構昔聴いていたからさ。…

ブルートニック!

・ルースターズの井上富雄、元・オリジナル・ラブのキハラ龍太郎、現スカパラの冷牟田・・・。いや、豪華なメンバーですわ。スタジオ録音最後のアルバム「ガッツ・フォー・ラブ」聴いたとき、それ洗練っぷりにびっくりしたものでした。もう十五年くらい前の…

読了本

・菊地成孔+大谷能生『東京大学大学のアルバート・アイラー』(メディア総合研究所) ・大江慎也+小松崎健郎『wards for a book』(シンコーミュージック)・『東京大学のアルバート・アイラー』は、バークリー・メソッドの興隆と衰退を軸にジャズ史をレクチ…

「ルースターズ・ア・ゴーゴー」

・久しぶりに復活するです。 ・僕が一番好きなビートルズのアルバムは「ウィズ・ザ・ビートルズ」である。特に目立った曲もないし、ファースト同様カヴァー曲が半分を占めていて、なんというか、ファーストの勢いだけで製作された感じが濃厚な作品だ。特に世…

「GOOD DREAMS」

・大江慎也のダウンに過剰な意味を見出すのは避けるべきだ、ということがしばしば言われる。こちらも、その考えに一定の理解ができないというわけではない。しかし、(最初の)ダウン以降の大江が、畏れを感じさせるほどに表現的な深化を果たしていったこと…

85年高知グリーンホールの続き。

・このライブは、カヴァー・ナンバーが非常に多い。アンコールを含め、演奏された18曲のうち7曲を占めている。特徴的なのは、「Little Red Rooster」、「Under My Thumb」、「Route 66」など、初期ルースターズが好ん…

高知グリーンホール

・ルースターズのCD27枚+DVD6枚の脅威のボックスセット、「VIRUS SECURITY」のレヴューを細かくやっていく。一枚一枚、きっちりと論じていく。そう決めた。このバンドとリアルタイムで接したのは解散直前のことだったけど、それでも個…