ゲット!

■先生やりましたですよ!MUTE BEATの一夜限りの復活ライブ、チケットをゲットしたですよ!本日十時発売開始の先行第一弾、アホみたいにあっさり取れた。パフュームで落ち続けた運の悪さを、ここで一気に取り戻したって感じ?いや多分、単にそんな激戦ではなかったっていうだけの話なのかな(笑)。あとはもう、仕事が下手に入らないのを祈るのみ。


■さすがにMUTEの映像はないなあ。こだまさんのダブ・ステーションのゴッドファーザー。で、ゴッドファーザースカパラもあってね、と。


懐かしの九十年あたり(18)

■ミュートのチケットをゲットして、昔を思い出したわけじゃないけれど、この企画を不意に復活させる。しかも全然ダブと関係なく、イギリスのギター・バンド、懐かしいな、このあたり。



THE SUNDAYS。結構流行った(って、ごく一部でだけど)。しかし改めて聴くと、全体のアレンジがまんまヴェルヴェットだよね。



ハウス・オブ・ラブ。これも名曲だよなあ。イギリスのインディーズ・チャートでトップをひた走っていた覚えがある。NHKのBSが、夕方からイギリスの音楽番組をずっとやっていた頃(高校の頃だったかな?しかし、ありえない時間設定の番組だよな)、随分と聴いた覚えがあるですよ。

DIP@代官山UNIT(08・2・17)

■おお。なにげに一年振りのライブでした。


■オーディエンスの盛り上がり方が随分変わったな、って思ったことですよ。荒々しい男子の雄叫びをDIPのライブで体験するとは。で、演奏もそれに良く見合った感じで、とても良い意味で乱暴な感じ。特にラスト近くがそうだったな。二度目のアンコールでの、スーパーラヴァーズ(これ、ツアーのセットには入っていなかったようだから、想定外の喜びでしたよ)からスラッジという流れは、ヤケッパチな感じすらあって、たいへん盛り上がった。


■とは言え、しっかりと構築されている部分も。ナカダッチのギターが、さほど前面に出るというわけではないにせよ、キーボード的な装飾を加えていて、音の厚みを増すのに随分と貢献していたりとか、サポートのBERAさんのベースの、サウンドを支え方の太さとか、なるほど、ニューアルバム以降はこういう風に変化していたのか、と納得させられた。


■ヤマジ先生、ヴォーカルは最初の方では不安感を覚えさせられたものの(これはまあ、よくあることですが)、「SLOWER」の後あたりからだったかな?ぐっと持ち直して、途中でダレることなく、一貫して熱のこもったものでありました。ギターも相変わらず、ノイジーに枠をずんずん逸脱しながら実は慎重にコントロールが図られているという、先生ならではのセンシティブさがたいへんよく出ていた。そう言えば、MCで「ありがとう」という言葉を聞いたのは、初めてかも(笑)。


■曲も新旧取り混ぜながらで、たいへん満足しました。次はヤマジカズヒデWITH灰野敬二ですね。どう絡むのか?チケットも買ったし、すげえ楽しみです(灰野さんのライブも、随分と久しぶりだな…)。ただ難を言えば、職場から高円寺出るのって、すげえ面倒なんだよな…。

読了本

山形浩生『要するに』(河出文庫


■『山形道場』の文庫化。と言うわけで、ほとんど既読でした。新鮮さはなかったけど、改めて読んでみると、目のつけどころの早さがズバ抜けているよなあ、というところに感心させられましたですよ。


要するに (河出文庫)

要するに (河出文庫)


西村賢太『暗渠の宿』(新潮社)


■というわけで、一気に既刊本三冊を読み終えました。これまでの展開を踏まえると、「私」のDVの餌食になっている「女」は、パート先の男と一緒になるという形で「私」と別れることになるんだろうな…。早く続きが読みたい!文芸誌とかに新作が発表されたら買ってしまいそうですよ。


暗渠の宿

暗渠の宿

加藤陽子満州事変から日中戦争へ』(岩波新書


■難しかったお(その2)。


■と言うわけで、長らく積読状態だったこの本を消化しました。かなり緻密な議論なんで、「ちょっと日本史の復習でも」って感じには不向きな一冊ではある。


■後の「歴史」が「侵略」と位置づける諸事態について、軍や政府や外務省はどのように条約を解釈して、それを正当化しようとしていたか。このあたりの議論は、ホントにスリリング。『戦争の日本近現代史』の内容と重なるといえば重なっているんだが、加藤陽子女史の真骨頂といえましょう。同じシリーズの一冊、成田龍一大正デモクラシー』が、期待に反して凡庸に過ぎる歴史記述に終始していたのに比べれば、断然こっちの方が好ましい。