DIP@代官山UNIT(08・2・17)

■おお。なにげに一年振りのライブでした。


■オーディエンスの盛り上がり方が随分変わったな、って思ったことですよ。荒々しい男子の雄叫びをDIPのライブで体験するとは。で、演奏もそれに良く見合った感じで、とても良い意味で乱暴な感じ。特にラスト近くがそうだったな。二度目のアンコールでの、スーパーラヴァーズ(これ、ツアーのセットには入っていなかったようだから、想定外の喜びでしたよ)からスラッジという流れは、ヤケッパチな感じすらあって、たいへん盛り上がった。


■とは言え、しっかりと構築されている部分も。ナカダッチのギターが、さほど前面に出るというわけではないにせよ、キーボード的な装飾を加えていて、音の厚みを増すのに随分と貢献していたりとか、サポートのBERAさんのベースの、サウンドを支え方の太さとか、なるほど、ニューアルバム以降はこういう風に変化していたのか、と納得させられた。


■ヤマジ先生、ヴォーカルは最初の方では不安感を覚えさせられたものの(これはまあ、よくあることですが)、「SLOWER」の後あたりからだったかな?ぐっと持ち直して、途中でダレることなく、一貫して熱のこもったものでありました。ギターも相変わらず、ノイジーに枠をずんずん逸脱しながら実は慎重にコントロールが図られているという、先生ならではのセンシティブさがたいへんよく出ていた。そう言えば、MCで「ありがとう」という言葉を聞いたのは、初めてかも(笑)。


■曲も新旧取り混ぜながらで、たいへん満足しました。次はヤマジカズヒデWITH灰野敬二ですね。どう絡むのか?チケットも買ったし、すげえ楽しみです(灰野さんのライブも、随分と久しぶりだな…)。ただ難を言えば、職場から高円寺出るのって、すげえ面倒なんだよな…。