ヤマジカズヒデソロワークス

DIPはご無沙汰なんですが・・・忙しいんですよ。ヤマジソロもパスせざるを得なかったし、っていうのは岡村ちゃんのライブに行っていたからなんですが(笑)。でも忙しいのはホント。ここまで多忙でなければ、浜松まで花田とヤマジのデュオも遠征する気だったんだけどな。


■まあせめてもの慰め、というわけで佐々木敦先生も購入なさったという(笑)、「ヤマジカズヒデソロワークス」をようやく入手しました。ヤマジのソロ、三枚目しか持っていなかったのですよ。ブックレットがなかなか力入っていますな。小野島大先生のヤマジに対する思い入れの強さが、良い感じで伝わる、と言うか。それにしても、インタビューに対するヤマジの答がなかなか笑える。「さらさら」が「さかな」っぽいのを狙ったとか、いやまあ確かに。いつポコペンのヴォーカルが聞こえてもおかしくないもんね、これは(笑)。「ディア・プルーデンス」がマンチェ狙いで、うん。これも確かにその通りだ。


■「カヴァー多い」とは小野島先生の仰る通りであるわけですが、この「〜狙い」のラインっていうのは、カヴァー以上にカヴァーっぽいよなあ。以前にも「At there I will cry」(←最近ライブでやりませんな)が、まんま「裸のラリーズ」ってこともあったよね。


■評判だけは聞いていた「天使」ですが、いやあ、さすがにこれは良い。EMIの初期の頃って、音を作り過ぎちゃっているところがあって、今聞くと風化しちゃった感じがなきにしもあらずなわけですが、それに比べてこのソロワークスは、生々しさがダイレクトに伝わるぶん(ところにヤマジ自身は照れを感じるみたいだけど)、時を越えた魅力を得ていると思います。


■ブログをブラブラしていたら、「最近の若いファンが必死にEMIの音源を探している」という記述にぶつかり、へえ。そんなことになっているんですかあ、と思いまして、ヤフオク覗いたら、あらびっくり。EMIではないですが、『CRACKED』が五千円で出されてました。荒削りではあるが、良いライブ盤ですよね、『CRACKED』。あまり良い感じで活動できていなかった頃のライブ音源なんだが、客が溜息吐いたり苦笑を漏らしたりするあたりが、ああ、あの頃のライブの雰囲気を良く伝えている、って褒めてないみたいだけど(笑)。しかし五千円かあ・・・。いやいや!(笑)。

ヤマジカズヒデ ソロ BOX SET 3枚組

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