読了本
・佐藤優『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)
・やっぱ「民度」って上げなきゃいけないのね。
・「民度を上げろ」という話を宮台真司あたりが言い出した頃、その言葉にエリート意識というか選民思想のようなものを感じ取って、強い違和感を覚えたものだった。けど、「権力」というものがここで描かれているような動き方、つまり、「権力」を何が(誰が)主として担っているのかは曖昧なまま、その意思の輪郭だけはやたらと明確、という動き方をするのであれば、やはり「民度」を上げるしか手立てはないなあ、と思ったのでした。あまりうまく言えないけどさ。
・しかし主人公カッコよ過ぎだぞ。なんだか、矢作俊彦の小説の主人公みたいだ。ハードボイルドとして楽しめます。
- 作者: 佐藤優
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/03/26
- メディア: 単行本
- 購入: 20人 クリック: 283回
- この商品を含むブログ (322件) を見る