ROVO@恵比寿リキッドルーム

・日曜に参戦しました。この手のライブの報告はこのサイトにかなわないわけだが。

http://homepage3.nifty.com/TAKEDA/live2005-2/20051106.html


・フジで久しぶりに観てより以前だと随分と久し振りだった(数年ぶりかな?)ROVOですが、「思い切りノっていたら、途中で変拍子が入っておっとっと」みたいな感じが以前より薄くなった気がしました。はっきりとしたファンク調の曲があったから、というのが大きいかもしれないし、勝井祐二のヴァイオリンが非常にメロディアスな展開をしたから、というのがあったからかもしれないし、ライブでベースに聴き耳を立てていたからリズムパターンを見失わなかった、というのもあったかもしれない。ともかく、初めて耳にする曲が多かった割には思いきり楽めました。


・あとは山本精一のギターの音を集中して聴いた。それだけ耳を傾けたのは深い悲しみの中でどういうプレイをするのか、という芸能ニュース的関心があったからではなく、「ROVO」というバンドでギターのポジションってどういうものなのかが、以前から結構よく分からなかったからだ。


勝井祐二のヴァイオリンが大フューチャーされているから、ギターが前面に出るわけではないが、やはり山本精一ってギター上手いのね。と妙に納得。ストラトナチュラルトーンで弾いている、というのがあるのかもしれないが、メロディはとてもジャジーに感じられるし、カッティングもバンドを引っ張るものではないにせよ、しっかりとポイントとなるべきところで入り、こっちのノリのツボにグッとはまる。他の楽器の怒涛ぶりの影に隠れながらしっかりと仕事をするギター・スタイルって結構好きなんだよね。いや、全然違うんだけど、カウント・ベイシー・オーケストラのフレディー・グリーンみたいな。


・演奏中、目をつぶりながら頭グルグル回して、不意に目を開けてみる。そのときにあのレトロ・フューチャー感いっぱいのアニメが目の中に飛び込むと、確実にアッチの世界に連れて行かれそうになりますね。