Michael Jackson「Man in the mirror」

  • マイケル、来日中だそうだな。
  • マイケルの作品の中で、自らの「黒人」性に真摯に向き合い、それを最も強く前面に打ち出した曲だと思う。その一方、普遍性に対して楽観的なヴィジョンを持つイノセンスさ、というマイケルの表現の核となっている部分も実によく出ている。ファンクネスとイノセンスという、ながなか融合しにくい二つのファクターが、本当にうまく一つの曲の中で溶け込んでいるのだ。差別、貧困、暴力、戦争と、人類が抱え込んできた否定項をこれでもかと並べたPVも、この曲のそうした特徴とうまくマッチしていると思う。昔FENの土曜の午後は、R&Bのカウントダウン番組だったのだが、そこでこの曲はずっとナンバーワンを独走していた。この曲を流した後、「ワッラグレェェェェトソング!」と黒人DJが感嘆の声を上げていたのを、よく覚えている。


http://www.youtube.com/watch?v=yZIva3GjlPM&search=Man%20in%20the%20mirror